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2023.03.08

麻痺の左右差

麻痺の左右差

はい!どーも!

理学療法士の小川内です。

 

さて、今回のテーマは「麻痺の左右差」ですが

脳梗塞、脳出血などの病気で発生する症状について語っていきたいと思います。

 

一般的に「麻痺」と呼ばれるもので左半身、右半身に症状が出るもの。

症状として、共通している症状と左右で違う症状が出るものがあります。

それでは、今回も小難しい話しをしますので

何とな~くでもわかってくだされば幸いです!

 

 

共通している症状

・同名半盲

右側、あるいは左側が半分見えなくなる。「右目が見えなくなる」のでなく、「右目でも左目でも」「右側」が見えなくなります。左右の目の同じ側が見えなくなること。

 

・構音障害

口や舌、声帯など声を出すのに重要な役割を果たす部位に障害が生じ、上手く発声ができなくなった状態。

 

 

【左麻痺に特有の障害】

・観念運動失行

時間的・空間的な動き方に異常をきたしており、例えば道具を使わず、金づちを打っているマネの動作をしようとしてもできなかったり、「バイバイ」と手を振っていても、前後斜めに手が動いたり一定の速度で動かすことができないなど。

 

・失語症

聴く、読む、話す、書く、計算、復唱することが難しくなる。例として相手が何を言っているのかわからない、自分が言おうとしても言葉が出てこない、言葉を言い間違う、相手の言うことをまねして言えない、文字や文が読めない、何が書いてあるのか意味が分からないなど。

 

【右麻痺に特有の障害】

・失行

一連の運動の連鎖に必要な行為が障害される。道具の名前、使用方法が分かるのに「紙を折って封筒に入れる」といった一連の動作ができない。服の上下や左右を取り   間違えたり、表裏を間違えたりなど。

・失認

知覚障害ではないのに認知できない。左側の物などが認知できず物にぶつかったり、食事の時に食べ残しがあるなど「左半側空間無視」と呼ばれるものが代表的。

 

・性格変容

わがまま、怒りっぽいなど、性格が変わる。

 

 

もちろん、脳梗塞、脳出血の状況によって出る症状、出ない症状がありますので必ずその症状が出るわけではありません。

また、ここに上げた症状は一部なので全てではありません。あくまで代表的なものです。

 

もし、脳梗塞、脳出血によって病院に入院した際は、これらに対して検査し、認められた場合は、治療やリハビリテーションを行い改善を試みます!

 

これらに対して怖がるわけではなく、こういった症状が出るかもしれないと知って頂いた方が治療、リハビリテーションに対しても向き合い方違うと小川内は、思います。

 

 

無知は罪なり、知は空虚なり、英知持つもの英雄なり

 

ソクラテスの言葉です。

 

無知は、知らないことによって得られないことがあったり、失敗したり、また、人を傷つけたりします。

ある意味、無知は本人は幸せですが、周りを不幸にすることがあります。

 

とは、ある意味ただの情報と呼べる知識のことで、何かに役立つ知恵ではありません。頭でっかちと呼べる状態です。

 

最後の英知は、情報のみならず、経験・体験が元になり、実行へと人を動かすための知恵と勇気を兼ね備えるもの。

 

なかなか、難しい部分もありますが、少しでも皆様のお力になればと思います!

 

では、また!

 


 

次回!

「読書すること」

乞うご期待!

 

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この記事を書いた人

Ogawachi

営業の小川内(おがわち)です!理学療法士としての視点で福祉用具や自宅の環境をご提案させていただきます。 保有資格/理学療法士・福祉用具専門相談員・福祉住環境コーディネーター2級・認知症ケア指導管理士(初級)

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