こんにちは 博多営業所 ヤトウマルです
旅はリフレッシュの時間であると同時に、日常の仕事や生活を見つめなおすきっかけにもなります
先日訪れた台湾でも、街の風景や人々の動きの中に、福祉用具と通じる“やさしさ”を随所で感じました
◆ 街の段差が少ないと街はもっと自由になる
台北の街を歩いていると、多くの建物でスロープが自然に設置されていました
観光地だけではなく、カフェやローカル市場でも見かける事が多く、誰でも気軽に入れる雰囲気が広がっています
日本の福祉用具でいえば「簡易スロープ」や「段差解消機」と同じ考え方
“行きたい場所へ行ける”という当たり前の自由は、旅をもっと楽しくしてくれるのだと改めて実感しました
◆ MRT(地下鉄)の乗り降りがスムーズ
台北のMRTはエレバーターの位置が分かりやすく、乗り場までの動線も比較的スムーズ
「杖歩行の方」や「シルバーカーを使っている方」も安心して移動できる環境が整っています
台北の地下鉄の切符はコインになっていて何度も再利用できるようです
福祉用具の仕事に携わっていると、こうした“移動のしやすさ”がどれほど生活の質を上げるか、日々実感します。旅先でそれを体験すると、暮らしを支える環境づくりの大切さがより鮮明に見えてきました
◆ 台湾の市場で見た“持ち運びやすさ”の工夫
夜市やローカル市場では、荷物を安定して運べる小さなキャリーや、椅子としても使える折りたたみスツールを使っている高齢者をよく見かけました
「これは福祉用具として応用できそう・・!」と思わせるアイデアも多数
“軽くて丈夫” “シンプルで扱いやすい”
利用者の負担を減らすための発想が、旅の中にもたくさん隠れています
◆ 旅で感じたことは日常のケアにも生きる
福祉用具は“便利な道具”である以上に
「その人の行きたい気持ち、やりたい気持ちを叶えるためのサポート」
だと私は思っています
台湾の信号機は残りの秒数が表示されていて安全に配慮されていました
旅先で感じた小さな気づきも、日常の支援に活かせるヒントばかり
段差が少し解消されるだけで、エレベーターが分かりやすいだけで、持ち運びやすいだけで、
—人はもっと自由になれる—
台湾の街が教えてくれたのは、そのシンプルで大切なことでした

