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2026.01.14

【冬の介護ガイド】ヒートショックと転倒を防ぐ!高齢者が安心して冬を越すための対策とおすすめ福祉用具

【冬の介護ガイド】ヒートショックと転倒を防ぐ!高齢者が安心して冬を越すための対策とおすすめ福祉用具

こんにちは。介福本舗の大神です。

 

暦の上では冬本番を迎え、厳しい寒さが続いていますね。「お風呂場が冷え切っていて、親が体調を崩さないか心配」「冬になると足元がふらついている気がする」といったご相談が、この時期は特に増えてきます。

 

高齢者にとって、冬の寒さは想像以上に体に負担をかけます。しかし、適切な知識と福祉用具を賢く活用することで、そのリスクは大幅に減らすことができます。

 

今回は、福祉用具専門相談員の視点から、冬の生活を「安全」で「快適」にするための具体的な対策と、私たちが厳選したおすすめの用具をご紹介します。

 

 

1.命に関わる「ヒートショック」を未然に防ぐ

冬の介護で最も警戒すべきなのが、急激な温度変化で血圧が乱高下する「ヒートショック」です。特に「脱衣所(寒い)→洗い場(寒い)→湯船(熱い)」という移動は、心臓や脳に大きな負担を与えます。

 

環境を整える3つのポイント

  1. 脱衣所と浴室を暖める: 入浴前に小型ヒーターで脱衣所を暖め、浴室はシャワーを出してお湯を張るなどして蒸気で温度を上げましょう。
  2. お湯の温度は41度以下: 熱すぎるお湯は心臓への負担を強めます。
  3. いきなり湯船に入らない: 足先からかけ湯をして、体を徐々に温度に慣らすことが大切です。

 

【おすすめ用具1】シャワーチェア(入浴用椅子)

冬の洗い場は足元が冷たく、高齢者は無意識に動作を急いでしまいがちです。座って体を洗うことで立ちくらみを防ぎ、体力の消耗も抑えられます。

 

注目アイテム:パナソニック「ユクリア」シリーズ

> プロのアドバイス:このシリーズは、背もたれや座面に防カビ加工が施されており、冬場に窓を閉めきって湿気がこもりやすい浴室でも衛生的です。ひじ掛けが跳ね上がるタイプなら、浴槽への移乗もスムーズになります。

【おすすめ用具2】浴槽内いす(浴槽台)

深い浴槽に浸かろうと大きく足を上げる動作は、冬の固まった関節には負担が大きく、バランスを崩す原因になります。

 

注目アイテム:アロン化成「安寿 あしぴた」シリーズ

> プロのアドバイス:浴槽の中に沈めて使う椅子です。これを使うことで、深い浴槽でも座った姿勢で入浴でき、立ち上がりが楽になります。また、半身浴のポジションも取れるため、長湯によるのぼせを防ぎます。

2.冬特有の「転倒事故」を防ぐための対策

冬は寒さで筋肉が強張り、思うように体が動きません。また、厚着による重みや足元の見えにくさが、バランスを崩す要因となります。

 

室内での転倒を防ぐ「履物」の選び方

暖かい靴下を履くのは良いことですが、滑り止めのない靴下はフローリングで非常に滑りやすく危険です。また、脱げやすいスリッパやつまずきやすい厚手の室内履きにも注意が必要です。

 

注目アイテム:徳武産業「あゆみシューズ」シリーズ

> プロのアドバイス:履き口が大きく開くので、冬用の厚手の靴下の上からでも着脱がスムーズです。かかとをしっかり保持し、適度な滑り止めがついているため、室内での歩行が格段に安定します。

【おすすめ用具3】工事不要の「置き型手すり」

冬は夜間のトイレ回数が増える傾向にあります。暗い中、冷えた体で移動する際の支えとして、手すりの設置は非常に有効です。

 

注目アイテム:介福本舗「たちすけ」

> プロのアドバイス: 壁に穴を開ける工事が不要で、置くだけですぐに使える手すりです。冬の間だけ寝室や廊下に設置し、春になったら片付けるといった柔軟な使い方ができるのが最大のメリットです。

3.見落としがちな「乾燥」と「脱水」のケア

冬は夏に比べて喉の渇きを感じにくいため、気づかないうちに「隠れ脱水」に陥ることがあります。また、乾燥は喉の粘膜を傷め、感染症のリスクも高めます。

 

【おすすめ用具4】とろみ剤

温かい飲み物にもサッと溶け、味を変えない「とろみ剤」は、冬の水分補給を支える必須アイテムです。

 

注目アイテム:クリニコ「つるりんこQuickly」

> プロのアドバイス: 温かいお茶やスープにもダマにならずに溶けるため、冬の食事の質を落とさずに、安全な水分補給をサポートしてくれます。

4.冬の介護でよくある質問(Q&A)

現場でよく伺う、冬特有のお悩みにお答えします。

 

Q1:冬は体が固まって動きにくそうです。自宅でできる工夫はありますか?

A: 寒さで筋肉が収縮し、関節も硬くなりがちです。無理な運動は禁物ですが、「座ったままできる足首の曲げ伸ばし」や「肩の上下運動」だけでも血流が良くなります。

また、家の中でも「歩行器」や「手すり」を積極的に使うことで、ご本人が「これがあれば動ける」という自信を持てるようになります。室内での移動距離を減らさないことが、筋力低下(フレイル)の防止に繋がります。

 

Q2:暖房をつけると乾燥が気になります。脱水以外に気をつけることは?

A:高齢者は皮膚のバリア機能が低下しているため、乾燥による「かゆみ(皮脂欠乏性湿疹)」に注意が必要です。かゆみで夜眠れなくなると、日中のふらつきの原因にもなります。

加湿器での湿度管理(50〜60%)に加え、お風呂上がりの保湿クリーム塗布を習慣にしましょう。また、電気毛布は水分を奪いやすいため、寝る前に布団を温める程度にするなど、工夫が必要です。

 

Q3:一番安全な入浴のタイミングはいつですか?

A:理想は、「まだ外が明るく、気温が高い午後の時間帯」です。

夕食後や深夜は気温が急激に下がるため、ヒートショックのリスクが高まります。また、食後すぐは消化のために血液が胃腸に集中し、脳への血流が一時的に減るため、立ちくらみを起こしやすくなります。少なくとも食後1時間は空け、日中の暖かい時間帯に入浴を済ませるのが最も安全です。

 

 

福祉用具を賢く選ぶために

今回ご紹介した福祉用具の多くは、介護保険の対象となります。

購入対象(特定福祉用具):シャワーチェア、浴槽内いす

レンタル対象:置き型手すり

 

これらは自己負担1〜3割で利用することが可能です。ただし、お体の状態や住宅環境によって最適な機種は異なりますので、自己判断で購入する前に必ず専門家に相談することをおすすめします。

 

 

まとめ:小さな工夫が「安心な冬」を作ります

冬の介護は、ご本人にとってもご家族にとっても気の抜けない日々が続きます。しかし、すべてをご家族の努力だけで解決しようとする必要はありません。

「道具に頼る」ことは、決して手抜きではありません。

福祉用具をうまく取り入れることで、ご本人の自立を助け、ご家族の心のゆとりを生むことができます。

 

【今回のポイント】

・脱衣所を暖め、福祉用具(椅子や台)を活用してヒートショックを予防する。

・滑り止め付きの履物や手すりで、冬特有の転倒リスクを下げる。

・乾燥対策とこまめな水分補給をセットで意識する。

 

「うちの親にはどんな道具が合うのかな?」と少しでも気になったら、ぜひ私たち介福本舗にご相談ください。専門スタッフが、皆様のご自宅の環境にぴったりのアドバイスをさせていただきます。

 

安全で温かい冬を、一緒に作っていきましょう!

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この記事を書いた人

Ogami

営業の大神(おおがみ)です。安心できる環境を一緒に作っていきましょう! 保有資格/福祉用具プランナー・福祉用具専門相談員・電動車いすセーフティー・アドバイ ザー・ヘルパー2級・福祉住環境コーディネーター2級・福祉用具選定士・可搬型階段昇降 機安全指導員

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